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パドラー・タマ
自  然  と  共  に
多摩市カヌークラブ会報
2004年6月 Vol.37
発行人:横山和幸
編集人:宇田・古関

 みなさんこんにちは!だんだん「暖かい」から「暑い」に変わり、水が恋しい季節になってきましたね〜。梅雨を過ぎれば夏が待っています。今年の夏は暑くなるでしょうか!?遠征ツーリングや流水講習など、これからクラブ行事が満載です。
 今回のパドタマは新会長の横山さんからのご挨拶をはじめ、次のとおりです。じっくりゆっくり読んでください。
1.横山会長のご挨拶
2.クラブ便りその1:今までの活動報告
3.クラブ便りその2:今後の活動予定
4.ストリーム便りその1:気田川ツーリング
5.ストリーム便りその2:神流川ツーリング
6.ロール便り:次号の予告

横山会長のご挨拶〜居心地のよいクラブであり続けるために

 私が多摩市カヌークラブの会員となって14年が経過しようとしています。皆さんもご存知のように当クラブは市主催の講習修了者が集まってできたものです。設立当初は一人として川で漕いだ経験のある会員はおらず、クラブの活動と言えばプールでの練習がその全てでした。しかし現在は会員数も40名を越え、ツーリングをはじめ様々な活動を行うまでに発展してきています。しかもほとんどの会員が、何らかの形でクラブ行事に参加されているという非常に中身の濃い活動が続いています。この規模でこれだけの会員活動率を誇るクラブは全国的に見てもそう多くはないでしょう。
 皆さんとの会話の中で『このクラブは居心地が良い』といった言葉を聞く機会がよくあります。私も同じように感じることが多いのですが、それは様々な活動の場面で一人一人がそれぞれの役割を自然とこなしているからではないでしょうか。例えば、機材の運搬、料理、掃除、車の運転、機材の提供、ツーリング先の観光案内、その他諸々。一人一人が自分のできることを行う。そしてそれが全体の活動を支えているという理想的な形を作り上げているからこそ、居心地のよい場となっているのだと思います。
 さて、もう一つこのクラブが居心地のよいものであり続けるために絶対に必要なことがあります。それは安全。水の上で過ごすのは本当に心地よいものです。しかし、それは安全が確保されてはじめて感じることができるものです。では安全に活動を楽しむにはどうしたらよいのでしょうか。各自の漕艇技術を高めていくというのももちろんですが、それよりも大事なのは、一人一人が『危険』を常に認識していることだと思います。  カヤックの楽しみには様々な面があります。それはパドリングをしながら目に映る綺麗な景色であったり、静かな環境の中で聞こえてくる鳥のさえずりや水の流れる音。そしてそういったものを感じながらのんびりと過ぎていく時間。さらには普段の生活ではあまり感じることができないちょっとした緊張感であったりするわけです。そして実はこの緊張感にこそカヤックの醍醐味があるように感じます。全くの安全が保障されたものであれば、遠くの瀬から聞こえてくるザザザザザァといった水音に対するあの緊張感は決して味わうことができません。自然を相手に遊ばせてもらっている私たちにとっては、どのような対策をとっても100%の安全ということはないのかも知れません。しかし100%の安全が保障されなくてもそれに近づくことは可能だと思います。

多摩市カヌークラブ会則第3条
 『本会は、安全なカヌースポーツの実践および普及
  ならびに会員相互の親睦を図ることを目的とする。』

 多摩市カヌークラブは、皆がワイワイと楽しく過ごせる場であって欲しいと考えます。ほとんどの会員がプール講習で初めてカヤックを体験し、そして仲間となり現在のクラブを作り上げてきました。カヤックの技術には関係なく、より素晴らしいクラブにしていくために、皆さんの力、得意技を様々な場面でいかんなく発揮してください。そしていつまでも居心地のよいクラブであり続けられるよう全員で努力していきましょう。

横山会長
2003.6.7長良川にて


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