■パドル |
|
初心者用に「アンフェザーパドル」を採用した。一般にシーカヤックで多用されるパドルであるが、手首を返す必要が無く「一番大切な腕の回転運動」に専念できる。カヤックそのものに慣れれば、「フェザーパドル」に替わっても気持ちにゆとりがある為短時間で順応出来る。 |
■子供用カヤック |
|
スクウォート艇を採用した。軽量な子供達にとっては、ガンネルの下まで沈んだ状態は大変安定し、且つ水面が近く怖さが薄らぐ。(スクウォート艇にはフットプレースが無い。しかし鈴木氏お手製の特製プレースが装備されている) |
■リバーツーリングでのスプレースカート |
|
経験の浅い人々のリバーツーリングでは、スプレースカートを装着しない。これは「浸水よりも沈脱時のパニック緩和を優先する」手段である。「ロール成功体験」を重視するのが本当だと思うが、穏やかな川で経験の浅い人をガイドする場合、「引率側の責任を基に」参考にすべき手段だと思う。 |
■沈脱 |
|
子供達を含めて「艇を放さない」ように教育されている。こちらから近づき「艇を放してスターングラブループを掴みなさい」と指示して初めて艇を放す。川のグレードあるいは状況によるが、参考になる行動だと思う。 |
■家族との係わり |
|
「家族を犠牲にしての本人のみの楽しみ」は、出来るだけ避ける方向にある。こちらのパドラー達は、ちょうど子育て時期のメンバーが多い事もあって、大変家族を大切にする。つまり「今回は自分が楽しむが、次回は家族サービスだ」あるいは「家族で参加できる場所(陸組と川組に分れて、それぞれが楽しめる場所)を選択する」等だ。カヌー三昧であった私にとっては、少々物足りないが「本来の姿」であろう。 |