ストリーム便り:伊豆松崎シーツーリング@太田さんの投稿文です
2002年7月13日(土)〜14日(日)
参加者:相見、太田、小沼、北村、小海夫妻、大塔、田中、谷口、戸川、永江、西村、山口(靖)、横山(14名)+田中さんのご家族

伊豆松崎シーツーリング
伊豆松崎シーツーリング
目の前に見えるのが千貫門
 7月10日台風6号の関東地域接近が決定的になった。11日早朝房総半島に上陸し、北海道方面に走り去っていった。
 さて現地の海上はどうなっているの? 12日今回利用する「雲見オートキャンプ場」の主人に「どうなの?」と問合せたところ「風の影響で少々波高しって感じだね。何?千貫門にカヌーで行きたい?ちょっと無理だーね」という返事であった。夕方7時頃こんな情報を胸に体育館へ積込みの為向った。
 小海さん御夫妻・大塔さん・戸川さん・西村さん・北村さん・横山さん・山口さんの皆さんで積込み作業をしつつ、現地情報を伝えた。2年前の荒れた海上が想像され、ちょっとした緊張が走ったように思えた。
 いよいよ13日の朝を迎えた。「デニーズ貝取店駐車場」を6:10にスタート、東名海老名SAで田中家さん御一家と合流一路松崎へ。2:00現地着 一斉に海上を凝視。「うーん 何ともいえない微妙な荒れ模様」=「荒れてるじゃん」とも言えるし「それほどでもないじゃん」とも言える。そこで 雲見港を漕ぎ出でて「湾を出たところで判断しよう」という事になり、1:30スタートした。
 ここで若干一名が、波打ち際の「磯波(注1)」の洗礼を受ける。この厄介な礒波を全員がクリアし、湾の出口に到達した。全員の意志を確認の上、目標を千貫門に定めた。決った後の行動はすばやく、一気に目的地に到着した。到着地点では上陸せず、周辺の景色を眺めて直ぐ港へ引き返した。約2時間のツーリングであったが、全員しっかりしたパドリングで力強ささえ感じた。
 港で後片付け中に小沼さん・谷口さんが合流。なんとこれからのメーンエベント「食」にぴったりのタイミング。それは「わかさ食堂」での夕食だ。昨年の反省もあり、皆出来るだけ間食をせず ひたすらその時に備えているようだ。小生もその1人。キャンプ場でのテント設営を待ってPM6:00食堂に到着。すでに配膳が完了しており、乾杯の合図もそこそこに刺身料理に舌鼓を打つ。本マグロ・カレイ・ヒラマサ等の刺身にサザエの壷焼き・海草の味噌汁といった献立であった。大変美味しく、御飯4杯の大食漢もいたそうな。
わかさ食堂 乾杯! キャンプ場にて
わかさ食堂 乾杯! キャンプ場にて
  8時ころキャンプ場に戻り今日一日の思い出話に花が咲いた。キャンプ場は、私達が利用したオートサイトは風呂場・炊事場に近くまずまずだが、ちょっと通路に近く落着かない感じがする。露天風呂は富士山の眺望が自慢との事であったが、雲が低く棚引き次回に持ち越し。山の上の露天風呂というムードがある反面、海が見えない。昨年の風呂場の方が僅かに優勢か。
14日朝小沼さん・谷口さん・田中さん御一家とは現地で別れた。8:30発13:00着という順調な行程で無事夏のシー・ツーリングが終わった。5月の万水川・犀川ツーリングが、悪天候の為に中止となり、今回が今年度最初のツーリングという方々も多かった。しかし、昨年の10月以来という長い休眠時間を感じさせない「伸び伸びとした雰囲気」で夏の海を楽しめた事と思う。
 最後に 小生のメガネのネジの探索をして頂いた方々、有難うございました。ネジは「置き土産」となりましたが、14日夕方無事永山の眼鏡病院で現状復帰致しました。来年の7月も、またここ松崎で夏の海を実感したいものです。(ネジもきっと出迎えてくれる事でしょう)
(注1)磯波 風浪(注2)、またはうねり(注3)が海岸に近づくと、しだいに波長が短くなり、それとともに波の高さが増してくる。その為に波頭が重力によって砕けて海岸に押し寄せるという現象が起こる。これを砕け波と呼び、その集団を礒波という。
(注2)風浪 海上に吹く風によって起こる波で、一般に波の高さに対して波長が長く、外観的には波形のてっぺんがとがっている。風速が増すにつれて、このとがっている部分が砕け、さらに強くなるとしぶきとなって、海面が白くなる。
(注3)うねり 風によって起こされた風浪が、海上を伝わり、風のないところにまで及んでいる表面波の事。
※(注1)(注2)(注3)は、いづれも「小学館 シー・カヤッキング入門」より

編集後記

 今年の夏のプールはとてもにぎやか!6月の市民講習の後、7月21日には4名、28日には2名の希望者が集まり講習会が行われました。これまでに入会された方をご紹介します。
 徳村政治さん(横浜市青葉区)、田中萬治さん(横浜市青葉区)、成田ふみかさん(多摩市永山)、佐々木聡さん(多摩市永山)、神野勇次さん(多摩市唐木田)、中尾勝義・恵美子夫妻(多摩市唐木田)、遠藤哲・洋子夫妻(国立市東)、以上9名の方が新しい仲間になりました。
ジ−ナ
 まだ川で一度もカヤックに乗った事のない方で遠征ツーリングに参加したいという方は、ぜひ8月4日の流水講習を受けてください。詳しいことは、横山さんや太田さんにご相談ください。クラブ便りでも述べましたが、第一回目の市民カヌー教室の模様は6月23日〜29日まで多摩テレビにて放送されました。見たい!という方は宇田までご連絡ください。ビデオに録画しましたのでお貸しします。
 次回は11月上旬発行の予定です。どうぞお楽しみに〜!

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