太田・高山・横山各氏の3台の車に7艇7名が積み(乗り)込まれ、金曜日22:38多摩センターをスタート。参加者は、奇しくも2週間前の万水川ツーリングが中止になった際、奥多摩に出掛けたメンバーと全く同じとなりました。
中央道八王子ICから双葉SA・辰野PAでの休憩を挟み、2:15恵那峡SAに到着、各自3時間ほど仮眠(夜中のお陰か皆さん熟睡に近い状態でぐっすり…。全員爽やかな顔で朝を迎えました。)、軽い朝食を済ませ6:15元気に出発。多治見ICから一般道を走り、道の駅「美並」での10分間の休憩を経て、美並苅安のふれあい広場でツーリングの身支度を整え、スタート地点となる深戸に向かいました。
9:25快晴の中を「立ち立ちの瀬」からのいきなりのスタート。沈をした人は、2度の挑戦までOKということになりました。
長良川は、Vol.29に掲載された川の難易度で見ればクラス2.5〜3相当だろうと思います。このツーリングの執筆当番となった私にとってきついコースとは判っていたのですが、先輩諸氏のレスキューを命綱に緊張のスタートです。
水量は、前々回参加したときよりも少なめで、流速は比較にならないほど早く見えました。コース途中には大きな岩が露出し、落ち込みも2段3段と続いている箇所や突っ込んだ直後に45度位の角度で曲がるような瀬も幾つかありました。
というような訳で、ツーリング中は落ち込みが3段も続くような箇所では、最初の2段位は体勢の傾きを何とかリカバリーできても3段目では呆気無く「沈」です。加えて、沈脱しても流速に押されて水中の岩が容赦なく私の体を痛めつけます。その痛さは私のみぞ知る初めての経験でした。
せめてもの慰みは、他のツーリングの際にも常に私のパドリングに気遣いして呉れている太田・高山・永江・横山の4氏が、私をレスキューした後、私が艇の水抜きをしたり、一服しながら痛めた箇所を擦っている間、私が沈した落ち込みや瀬で遊んでいて呉れたことです。また、今回は宇田・浦辺のお2人にも何かとお気遣いをいただき、心中恐縮至極で一杯でした。
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途中名古屋から遠征してきたという15名ほどのパドラーと談笑したり、コースを緊張したりワイワイしたりしながら、デジカメの被写体として最高のポーズになるよう気取ったり、釣人の冷たい視線を浴びながら釣糸の横を静かに漕ぎ抜けたりしながら「猫立ちの瀬」も無事通過し、12:30にゴール。
約6km・3時間のコースでしたが、終わってしまえばアッという間の楽しいツーリングでした。
今回のツーリングはまだ続きがあります。 |
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小海さん |
浦辺さん |
高山さん |
太田さん |
永江さん |
横山さん |
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キャンプ地となる「椛の湖オートキャンプ場」に向かう途中のコンビニで買い込んだ軽食(煎餅やアイスクリームのひと多数)で済ませ、木曽川(又は益田川)沿いの中山七里と呼ばれる風光明媚な街道を通り抜け、下呂温泉合掌村に立ち寄り、世界文化遺産の白川郷から移築したという合掌造りの家を小1時間ほど見学しました。夕食は、キャンプ場へ向かう道沿いのレストランで各人好きなメニューを注文しました。メニューの下方に「牛肉は、飛騨牛ではありませんが、国内牛を使用…」のただし書きがあった所為か、とんかつを味
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椛の湖キャンプ場にて |
噌味や大根おろし味で食べるひとが半数以上でした。
19:00椛の湖キャンプ場に到着し、指定の場所でテントやタープを張った後、風呂で体の外側から疲れを癒す班と、アルコールで体の内側から疲れを癒す班に分かれました。
全員集合したところで、乾きもの主体のさかなを摘みながら今日の行程を中心に団欒が始まりましたが、長距離の運転だったためか、24:10にはそれぞれ寝床に着きました。
日曜日は9:05キャンプ地を出発、中山道南木曾町にある妻籠宿に向かいました。妻籠宿では、古い保存家屋が建ち並ぶ中をのんびり散策し、ついでに馬籠宿にも立ち寄って帰路についたのです。妻籠宿では3時間近くを費やしてしまいました。 |
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妻籠宿にて。妻籠宿本陣、歴史資料館などもたっぷり見学しました |
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12:00中津川ICから中央道に入り、辰野PAと初狩PAでの休憩を経て大した渋滞もなく、国立・府中IC経由で体育館に16:05帰着、片付け後16:45に解散となりました。 (K.K)
P.S. 本文中の時刻は、車の乗降時いつも几帳面に記録されておられる高山さんのメモを拝借しました。
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