ストリーム便り その2:長良川ツーリング@高山さんの投稿文です
2001年6月2日(土)〜3日(日)
参加者:相見、宇田、浦辺、太田、 高山、永江、横山、和田(8名)

 ちょっとハードな行程でしたが、天気にも恵まれ、楽しく・スリリングなツーリングでした。参加者は相見、宇田、浦辺、太田、高山、永江、横山、和田の各氏8人。3台の車に分乗して行ってきました。
 6月1日金曜日夜、仕事を終えたメンバーが徐々に集り、体育館で用具などを積込み、準備が完了した21:40、いよいよ出発。国立府中ICから高速に入る。思ったより交通量が多い。8〜90kmで慎重というか、…早い話「ゆっくり」走行する。追い越しも追い越されも3台仲良くである。なんと言っても先は長い。
 双葉SA、辰野PAで小休止。夜は昼と違って車の上のカヤックが見えない。昼ならばバックミラーで仲間が何処にいるのか大体わかるが、夜はダメ。「私の車の後ろにいるのは○○さんですか?」と変な会話がトランシーバーで飛び交う。スタートしてから290km走った恵那峡SAに翌2日の1:50到着。ちょっと寒い。皆さすがに眠そうでした。今日は予定通りここで仮眠を取る。寝袋を取り出し展望台の上で寝る人、車の中で寝る人と様様。
 明るくなりだした恵那峡SAを6:00出発。25分走った多治見ICで高速を下りる。その後一般道を走り7:20には道の駅「美並」到着。例によって朝早くから10人ほどのカヤッカーが下の「コンノウェーブ」でロデオの練習中。ここから10分ほどで今日のゴール地点、美並苅安のふれあい広場に到着。7:45、体育館から370kmでした。天気は良く、まだ余り人がきていない。
タチタチの瀬-和田さん
和田さん
タチタチの瀬-太田さん
太田さん
 早速着替え、和田車の2艇を太田・高山車に積み替え、出発する。8:20にはスタート地点の深戸駅近くの河原に到着。通称タチタチの瀬の少し上流。河原にはまだ他に誰もいない。勿論釣師の姿も。水は少し少なめ。早速準備をして、8:50いよいよ今回のツーリングスタート。何回来てもツーリングで一番緊張する時である。早速、タチタチの瀬。始めに下った横山氏が様子を教えてくれる。「真中に岩があるからその右側を行けば良く、最後のウェーブの後も気を抜かないで漕ぐこと!」。ウーム!。やはり自分で行かないと良くわからない。ゆっくり近づくと横山さんの言うとおり、流れの真中に岩が見える。しかしその向こうは何もない。というより見えない。流れに任せて行くしかない。岩のすぐ右を通過。本流はかなり早い。左右から波が来るので艇を真直ぐ保ちながら、ジェットコースターのように下っていく。途中で左にカーブ。ドン、ドーンと一気に下る。右から大きな波が来たと思ったら、アッという間に1mほど急降下。その直後、1m以上の大きな波がいく手をさえぎる。いまさら針路変更が出来るはずがない。頭の上から水しぶきを浴びながら突っ込む。何とか抜けた後、流れが複雑に巻いていて思わず沈しそうになる。左にローブレイスを入れながら何とかクリア。さすがにスリル満点でした。沈した人もいたが、皆さん気に入ったのか、艇を担いでまた上がり、何回もチャレンジしていた。
 他のパドラーはいなく、貸切状態で思う存分楽しんだ後、下流へとのんびり下っていく。始めの美並橋を越えた下にある堰堤は、いつものように右岸側の魚道を下る。その後30mほどポーテージ。2番目の講和橋の下を越えると、流れは大きく右にカーブ。その先で右岸にぶつかり大きな瀬をいくつも作りながら、左にカーブし、急流となっている。300m位の間に高さ10m位下る。右から左から大きな波が来るので、艇を真直ぐ保ちながら、頭の上から波をかぶりながら一気に下る。長良川の瀬は、御岳に比べると川幅が広いため、そんなに危険はないが、流れの真中に岩が突然出てきたり、大きく落ち込んでいたりと、変化があり、なかなか面白い。何よりも水が綺麗である。周りの緑とあいまってなかなかの景色。瀬では頭から体が洗われ、瀞場では気持ちが洗われる。
 ネコタチの瀬は相変わらずの迫力。左岸の大きな岩に本流がまともにぶつかっていき、大きく盛り上がっている。皆難なく右岸側にクリア。横山さんたちがフェリーグライドで行ったり来たりしている。ちょっと遊んでみようかと瀬に入っていったら、少し持ちこたえた後、左に食われ沈。瞬間的に頭に浮かんだのは、例の大きな岩にぶつかっていく流れ。今自分はその中にいる。しかも沈して。ヤバイ!。右手で大きく水をかいて、体を艇の右にもっていきロールのセット。薄目で見るとあたり一面泡、泡、泡。少し早いが怖いので待っていられずロール。しかしあせったせいか頭が先に上がり失敗。いつもであればもう一度セットをやり直し、再チャレンジを行うが、今回は迷わず2回目は無し。すぐに脱出。何とか浮き上がり艇を右岸側に押していくと、和田さんが助けに来てくれました。アー怖かった。
 次々と面白い瀬が出てくるので、皆遊びながらゆっくり下っていく。赤池橋下の瀬はこれまたすごい迫力。流れが右にカーブしているが、カーブしているところの真中に大きな岩がある。その先は例によって何も見えない。大きく落ち込んでいるようであるが、どの程度か上流からはわからない。ゆっくり岩に接近。さて岩の右を行くか左を行くか迷うところ。そんなことを考えながら行くと、あっという間に岩に接近。急ぎカーブの内側である右のルートに。岩の直前で下流が見えた。アッと思った瞬間、2m位ドーンと落ち込む。その後100mくらいの間に大きな瀬が続き、一気に下る。久しぶりのジェットコースター。後ろを振り返ると、他の皆さんも岩のところでほぼ垂直に落ち込み、その後一気に下ってくる。なかなかの迫力。
 13:10ゴール地点到着。思い切り遊んだせいか少し疲れている。だらだらと岸に上がり、片づけを行う。14:15出発。今日は少し走った高鷲村にある明野高原キャンプ場泊まり。途中で昼食をとり、買出しをすることにして、国道156号を一路北上。郡上八幡に入る直前で、おあつらえ向きに左側に大きなドライブインを発見。レストラン大滝苑。14:30。皆なんとなく入っていく。イタリア料理の店。名前は「Sale.e.pepe/サラ・エ・ペペ」。ここが大正解。980円の割にはちゃんとしたコースで、味もGood。3種類の定食がそれぞれ美味しく量もあり、花丸でした。16:00腹いっぱいで出発。途中で食料と酒類を買い、山道に入りぐんぐん高度を上げていく。17:25太田さんが予約していてくれた明野高原キャンプ場到着。423km走りました。
キャンプ場にて
キャンプ場にて
 今日のキャンパーは我々のみ。管理人は、テント場を教えた後、何処でも好きに使って良いと言っている。テントサイトは杉林の中にあり、広くはないが落ち着いた雰囲気の綺麗な所。早速思い思いにテントを張り、タープを張り、火をおこし、宴会モードに入っていく。少し寒いせいか、皆火の周りに集まり、宴会は何時までも続きました。
 翌3日、天気晴れ。気持ちの良い朝。6時頃皆起床。鳥の声がすぐ近くに聞こえてくる。なぜか鶏のコケコッコーも聞こえてくる。8:50出発。すぐに高鷲ICから高速、東海北陸自動車道に入る。ゆっくり走り、9:28清見ICで高速を下りる。山の中の道を走り、高山市へと入っていく。ここでは古い町並みを見に行く。しかし観光客が多く、駐車場が一杯では入れそうもないので、車の中から見たことにし、先を急ぐ。安房トンネルを超え、松本ICから中央高速道に入る。みどり湖SAで昼食をとり、ゆっくりと走り、16:15体育館に全員無事到着。762km。片づけを行い16:50に解散。少し疲れましたが、楽しいツーリングでした。

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