エディ便り:2008.8/1〜2 気田川 “サラリーマン転覆隊?”ファルトツーリング@高野さんの投稿文です
 こんにちは。熱海市在住の高野です。
 私は2006年7月にモンベル主催のフォールディングカヤックオーナーミーティングに参加したのをきっかけに その参加した人たち6名とファルト隊を結成し、 年に数回はキャンプツーリングをすることを目的に活動しています。
気田川  昨年は2006年10月に続き2回目となる気田川にキャンプツーリングに出かけました。 日程は8月1日から2日、集まった隊員は3名。予定では1日目に宮川橋〜秋葉神社前キャンプ場、2日目に秋葉神社前キャンプ場〜気田川橋まで。
気田川  私は自宅を6時に出発。9時過ぎに秋葉神社前キャンプ場に到着。前日の川情報で若干水量が多いことは確認していましたが、到着してビックリ。 濁流がゴーゴーと流れている感じでした。キャンプ場の人によると昨晩かなりの大雨だったとのこと。 立川からの隊員が渋滞等でかなり遅れて到着するとの連絡が入ったため、千葉から到着した隊員としばらく様子を見ることになりました。 水の色も水量も徐々に回復していきましたが、1日目のツーリングは結局見合わせることにしました。 それでも何としても漕がないと気が済まない私と立川から遅れて到着した隊員は2キロほど上流までファルトを運び、 薄緑色のちょっとした濁流のツーリングを楽しみました。
 キャンプツーリングのもう一つの楽しみである夜の宴、今回の担当シェフは立川のS隊員。燻製作成にはじまり、ダッチオーブンで作るパエリア、 定番のやきとりまで、豪華メニューに舌鼓。
気田川  夜、少し雨が降ったようでしたが、翌日は晴れ。水量も少なくなって、透明度も増していました。 手作りサンドイッチなどでゆっくり朝食を楽しみ、昨夜のあと片づけもすませ、ツーリングスタートは11時。 ファルト隊員前 回のツーリングではポーテージする場面が数回ありましたが、今回は増水で、ゴール地点の気田川橋まで一度もポーテージすることもなく、 あまり漕ぐこともせず自然をいっぱいに感じながらゆったりと下りました。 休憩もたっぷりとりましたが、それでもゴールは午後2時前。こんなに早く到着できるとは!増水のパワーを痛感したツーリングでした。
 今年のファルト隊の活動はまだ未定ですが、サラリーマン転覆隊に負けないよう今年もハッスルしたいと思います。ファルト隊員募集中!!



エディ便り:1998.4/29 多摩川(御岳下流) ファミリーツーリング@長井さんの投稿文です
思い出深い、川の失敗談
多摩川  毎年、鮎釣り解禁前のGWに、息子と二人で川を下っています。 昨年は「奥多摩橋(吉野の上流)」〜「釜の淵」をツーリングしましたが、今を遡ること11年前に、家族三人で多摩川を下ったのが始まりです。
 1998年4月29日 前々日の雨のせいか流れが強い。亮磨は、準備で忙しい父親を尻目に、ウロチョロとじっとしておらず、川に流されないよう度々叱 る。 サイドポンツーンが太くて、艇内に荷物が収まりきらないので、スターンのデッキ上にネットで固定する。10:25沢井・楓橋スタート。
多摩川
多摩川
瀬は渓流釣りの人が多く立ち込んでいるので、思ったようにルートが取れず所々ポーテージする。軍畑大橋辺りから渓相が変わり落差が出てきた。 大きな落ち込みではコントロールを失い回転し、横向きのままポアオーバーした岩に乗り上げ、ラップしそうになる。 波がガンガン攻めてくるので艇内が満水になる。セルフベイラー付きの艇が羨ましい。大人は腰ぐらいの水位でも、亮磨にとっては肩まで水没する深さなので、 唇が紫色に変色し、ずっと泣きっぱなしになる。春とはいえ、さすがに4月の流水は冷たく、幼児虐待とも思える状況だ。 奥多摩橋上流の瀞場付近でいったん上陸。ストレージバックは浸水していたが、ドライバッグは濡れずにすんだので食材は無事だった。 11:50シートを広げ、濡れたモノを乾かしながら昼食をとる。初夏を思わせる陽気なので、息子はすぐに元気を取り戻した。 しばらくは、他のラフトやポリ艇が流れて行くのをゆっくりとやり過ごす。 「亮磨の機嫌も復活したし、再出発する?」と女房に打診されたが、息子にとって、川下りは何ひとつ楽しいものではないことが分かったので、 今回はこれで終了することとした。釜の淵までの流程は計画通りには行かず、遙かに遠かった…。
多摩川  その後、「おフネ、きらい!」になった息子。3歳に満たない幼児を無謀な川下りに参加させた浅はかさを反省し、謹慎(川下りをやめる)を課す。 息子が7歳になったある日、「おとうさん、もうかわくだりはしないのか?」というさりげない質問がきっかけで4年間の沈黙は破られることになった。 以後、息子にはなるべく負担がかからないように細心の注意を払ってきたので、トラウマにもならず、川下りは恒例行事として、今も続いている。(笑)


Boys be Ambitious!
亮磨くん、芋煮会にて  そんな亮磨もすでに中学生。タンデムで、前に乗っかっているだけのパッセンジャーから、徐々にパドリングに参加するプレーヤーの機会が増えてきました。 思春期を迎えつつあるので、段々と父親がうっとうしくなるお年頃。 親離れしていくのは仕方のないことですが、これまで続けてきたカヌーライフは、生涯を通してそのまま続けてほしいなァ〜と思います。
  そういう状況もあり、多摩市カヌークラブなら父親と自分の1対1ではなく、いろんな人と接する機会に恵まれるので、 今春からクラブ員に迎えていただこうかなと考えています。 クラブの皆さんからのアドバイスなら、素直に耳をかたむけることもできるでしょうし、カヤックを軸に様々な経験を踏めば、 さらに楽しい人生の一端となるのではないかと思います。皆さま、よろしくお願いします。



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