ストリーム便り:阿賀川ツーリングと御岳@太田さんの投稿文です
2005年9月16日(金)〜18日(日)
参加者: 岩越、宇田(尚)、浦辺、遠藤夫妻、太田、高山、板東、水野(各氏9名)
行 程: 16日/21:00多摩市体育館出発→阿賀川→大内宿→羽鳥湖オートキャンプ場→多摩市体育館
18日/15:30全プログラム終了

【阿賀川(通称:大川)プロフィール】
 福島県と栃木県の県境にある荒海山(あらかいさん)を水源としている「阿賀川」が、会津盆地を流れぬけ、猪苗代湖から流れる日橋川(にっぱしがわ)などと合流し、再び山間部を尾瀬沼から流れる只見川などと合流しつつ下る。
 そして福島県と新潟県との県境で「阿賀野川」と名前を変えて、日本海までゆうゆうと流れていく。
 水源から日本海に注ぐまでに「31の川と合流し、更にその支流を含めると“実に66もの川”」とつながっている。
 川の大きさ(流域面積)は、新潟・福島・群馬の3県にまたがり、7710平方キロメートルを有し、日本全国で8番目に位置している。(1位は利根川)
 阿賀川は、「アカガワ」と発音されていた。この「アカ」は、仏教用語「アカ」(水の意味)に由来するものといわれ、昔からとても「水が豊富」であった。
(以上 阿賀川河川事務所データ等より)

【阿賀川ツーリング】
 東京より東又は北のツーリング参加は2年振りで、しかもそれが“阿賀川”。
 2年前に「新しいツーリングポイント探索」というクラブ活動の一環として、浦辺氏御提案の「阿賀川」ツーリングを行いました。
阿賀川ツーリング
ロープで艇を降ろす板東さん
 「深い渓谷を流れ、川面から見上げる断崖絶壁の景色は、まさに壮観。清流良し、景色良し、温泉良しです。大川ダム直下から芦の牧温泉まで11箇所の瀬があり、いずれも直ぐ下が瀞場になっている。しかし急流域なのでレベルとしては中級から上級。尖っている石が多いので救急薬品を持っていく事」という浦辺氏事前調査資料(パドタマVol.34)を基に、一路会津若松に向ったものです。(調査結果は、長良川と共に「さらに上を目指すクラブ員」にとって適する川という評価をしました)
 初めての川は、その川のレベル如何に関わらず、「楽しみと緊張」が交錯しますが、今回のツーリングも当時の心境に近いものであったと思います。
 17日早朝 会津若松市内のコンビニ駐車場で「車止めに腰を下ろしての朝食」は、「君達どこから来たの?・・・えっ皆まだ20代かと思ったよ!!!」と問い掛けられても不思議ではない光景でした。
 そんな朝食を終えて、いよいよスタート地点の大川ダムに到着しました。
 およそ10mの垂直護岸から、一艇ずつロープを利用して川に下ろし、自らは鉄梯子を伝って川に降りる作業は、この川独特の作業で、妙な緊張を呼び込む。
 緊張は、スタートして間もなく収まっていきましたが、楽しさは持続し「ダイナミックなスタンディングウェーブ」は迫力満点で、ツーリング終了時点で「また来たいなーっ」と強く感じました。
 阿賀川を初めて体験された板東さん・岩越さんも、そのダイナミックさを充分堪能されたのではないか、と思います。
 他の皆さんは、「かって知ったる川」という落着きがあり、それぞれの楽しみ方をされていました。

阿賀川ツーリング 阿賀川ツーリング 阿賀川ツーリング
遠藤洋子さんウキウキ! うだっちドキドキ! 太田さんウハウハ!

阿賀川ツーリング

 今回のツーリングで、「一つのお願い・是非行きたい」という小生の我が儘を聞いて頂きました。
 「大内宿」の見学です。
 司馬遼太郎の「街道をゆく」で紹介され、そしてちょうど帰路の途中に位置する事で、無理にお願いしました。
 「江戸時代の姿に復元された藁葺きの家々が街道に沿ってざっと並んでいる」様は、タイムトンネルを通って江戸時代に“ぽーん”と降り立ったよう感を抱かせる。
 なんて事を期待したのですが、あまりの観光客の多さに、ちょっと興ざめの感がありました。
 次回チャンスがあれば、夕暮れ時に“ぽーん”と降り立ち、宿内の旅籠で一泊したいものです。
 (旅籠「山形屋」は、江戸時代の姿に完全修復された貴重な建造物で、民宿とそばやを営んでいる)
阿賀川ツーリング 阿賀川ツーリング 阿賀川ツーリング
今年も牛乳屋食堂に行きました 大内宿にて 茅葺きの街並みをバックに
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まだ明るいけど乾杯! 秋の定番 太田さんのチキンに群がる
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朝ご飯はジャガイモのスープ そしてフレンチトースト &目玉焼き10コ焼き etc…

 3日間の阿賀川旅行を終えた翌日の19日に、「御岳DR」をやっちゃいました。
 玉堂入口の左岸・玉堂出口から姫岩までの連続S字・沢井の落込みなど、数年前との大変貌に驚きつつ発電所から吉野まで下りました。
 一緒にDRした皆さんは、その後運動公園までおよそ15kmを下ったとの事。
 心底「カヌーを愛する皆さん」に拍手・拍手・・・。
 「阿賀川のダイナミックコース」「そして御岳のテクニカルコース」と、それぞれの趣があり、どちらも素晴らしい。

 大変楽しい「カヌー三昧の4日間」でした。
 静岡方面には、気田川・大井川(特に奥大井)・豊川・笹間川などがあります。
 皆さん こちらにも是非お出掛け下さい。
静岡より
太田博司

西湖ツーリング


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