ストリーム便り:鬼怒川偵察ツーリング@普及部宇田からの報告です |
2003年9月14日(土)〜15(日) |
参加者:宇田(尚)、浦辺、太田、高山、永江、横山、和田(7名) |
来期以降のクラブツーリングに適するかを偵察するため、役員のみで栃木県の鬼怒川へ行ってきました。5:10、3台の車で多摩センターを出発。5:30国立府中ICから中央道へ入り、首都高を抜けて6:20東北自動車道へ。蓮田SAと大谷PAで小休憩を取り、7:55宇都宮ICから日光宇都宮道路を通ってスタート地さて鬼怒川とはどんな川なのか。今回下るコース「中岩橋〜観音橋」には危険な瀬はないということですが、川はいつも同じコンディションとは限らないのでやはり少し緊張します。スタート地点の中岩橋近辺に車を止め、様子を見に行きます。しかし歩けど歩けど川が見えません。ひたすらゴロゴロ石の河原を歩いた先にやっと見えた川は…「水、少な!」。とてもじゃないけど下れませぬ。
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スタ−ト地点の少し上流 |
気を取り直してさらに下流の篭岩キャンプ場まで車で移動。キャンプ場の方から「ここから下るパドラーもいる」と聞いて一安心。しかし最近は水量が少ないとのこと。さっそく着替え、ドライバーチームが車を回送している間にスタート地点の偵察に行きました。ちょっと上流まで漕いで行ってみると落差3mはある岩場があり、ここを上流から下ってくるのは無理っぽい状況でした。もっと水量があったら下れるのかしら…でもそれはそれで恐いな…と思いつつ、その前で記念撮影をし、0:50ツーリング開始。
しばらくは瀬も無く…というか何も無く…というか水が少ない!ゴロゴロ石が行く手を阻み、ガンゴンガンゴンぶつかりながら下る場所も多々ありました。しかも釣り人が多く、細心の注意を払ってコースを選ぶもゴン!と石に当たってしまう度に上目遣いで釣り人をチラっ。肩を竦めて「すす、すみましぇん…」と小さくなりながらその場を速やかに立ち去るのが精一杯でした。
後半になって、面白い瀬がやっとお目見え。長良川の「タチタチの瀬」をストレートにした感じで、上下に突き上げられるプチジェットコースター。岩も無いし艇をまっすぐにして漕げば難しくないので、素直に楽しめる瀬です。「ここを逃したら今回はもう遊ぶ場所がないかも!」と思ったのは私だけではないはず。横山さんは興味がなかったのか先へ行ってしまいましたが、他の面々はもう一度この瀬を味わうべく艇を担いで河原を歩いて行きました。私の乗っていたイナゾーンは短いせいか、波の谷間にストン!っと落ちるポイントがあって一瞬浮いた感じがなんとも言えず気持ちよかったです。(分かりにくい写真なのが残念…)
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讃岐の瀬 |
ゴール地点の「讃岐の瀬」にて最後の瀬遊び。私はポイントになかなか入れず、下流に落とされながらも今まで不完全燃焼の感があったのか、いつしかムキになっておりました。河原には一人、休憩中の地元パドラーがいました。やはり今日は水が少ないとのこと。我々がいなくなった後でカートホイールをしていたのを拝見し「一人で川に来る人はやっぱりちゃうなぁ〜」とつくづく思いました。
ゴール地点には立派な栗の木があり、実が落ちていました。7個ぐらい拾って行くつもりが次第に夢中になり、数えると30個以上ありました。2:50栗拾いを終えてゴール地点を出発。途中スーパーに寄り買い物をして3:30鬼怒川沿いにある「年年オートキャンプ場」に到着。広々した静かな場所で、ご主人はたまにひょっこりやってきて色々気を配ってくれる方でした。高山さんが炊事場に設置されている冷蔵庫を発見。自由に使っていいと書いてあったので早速ビールなどを冷やしました。
テントやタープの設営、薪割りをして一汗かいた後は温泉へ!キャンプ場のご主人オススメの温泉は「車で1分」ということだったので歩いて行くことにしました。しかし国道を歩けど歩けど温泉らしき建物は見えません。本当にこの先にあるんだろうか…と不安になった頃やっと発見。鬼怒川を見下ろせる露天風呂に入って、ゆっくり疲れを取りました。帰りは近道を教わって川沿いに歩きましたが、暗くて、一歩間違えたら川に落ちそう。キャンプ場の明かりが見えた時はホッとしました。
夜はのんびりビールを飲みつつ、きのこいろいろ、肉、野菜などをボチボチ焼きながら食べました。そして今回も和田スペシャル(=超ウマイ焼そば)をいただきました。日付けが変わる頃に昼間拾った栗を思い出し、ホイルに包んで火の中へ。ポン!と弾けた音がしたので中を見てみるとホックホクな栗が現れました。これが素朴な味でとっても美味しい!みんなで黙々と頬張りながら鬼怒川の夜は更けていきました。
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翌日8:45にキャンプ場を出発して、昨日のゴール付近で合流している大谷(ダイヤ)川のプレイスポット見に行きました。道中ちょっと回り道をして、これが杉?と思うほど立派な大木が立ち並ぶ「日光杉並木街道」を通り、9:30大谷川のポイント付近に到着。横山さんと永江さんは行ったことがあるそうで、川のすぐそばまで案内してもらいました。大きな落ち込みは激しく音を立てて真っ白に泡立っています。なんだか引き込まれそう。マイナスイオンをたっぷり浴びながら、水の少なかった昨日の鬼怒川と比較していまい、「こっちの方が面白そうでないかい」と心の声が。とくに高山さんはそのポイントで、とぉっっても遊びたそうでした。私も「皆さんが行くのならお供しやす!」と密かに覚悟していましたが、却下。後ろ髪を引かれる思いで10:10大谷川を後にしました。
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出発の朝、年年キャンプ場にて |
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後ろに見える落ち込みが大谷川のプレイスポット |
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とっても遊びたそうな高山さん。永江さんに何やら相談中? |
10:20日光宇都宮道路の日光ICに入り10:40宇都宮ICから東北自動車道へ。11:10佐野SAで佐野ラーメン休憩(一部アイス休憩)。中央自動車道が渋滞との情報があったので大泉学園方面から一般道を通って帰り、14:15体育館に到着し、片付けと精算。活動費として燃料費・通行料・キャンプ場使用料50,230円を支出しました。
参加者の多くの意見として、1.水量が多く釣り人が少ない時期の4月又は5月に下るのが適当 2.難度は、水量が適量であれば今年度5月の富士川クラス 3.キャンプ場は、鬼怒川に面していて移動が便利で且つ綺麗。偵察の結果、条件付きではありますが鬼怒川は合格の川でした。 |
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