エディ便り:第9回奥多摩カップカヌー大会@犬塚さんの投稿文です

 よりによって前日に台風が来るなんて初っ端から波乱の予感です。集合場所の沢井の駐車場に早めに着いたので川の様子を見に行くと案の定、濁流になっているではありませんか。こんなのでやるのか不安になります。しばらくするとまず遠藤号がそれから太田号と宇田号が到着!聞いてみると開催は決定とのこと一行は氷川キャンプ場を目指します。
 キャンプ場に着いて、まず受付でゼッケンを受け取ります。私は29番で、太田さんは15番、浦辺さんは16番、遠藤哲さんは28番、遠藤洋子さんは63番、相見さんは64番、宇田さんは65番で番号順のスタートになります。それから艇を降ろし検艇を行います。河原には検艇を終えた艇が所狭しと並んでいて華やかな感じでレース独特の雰囲気を盛り上げています。
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レース!って感じです スタート地点には様々なタイプの艇や人でいっぱい

 開会式のあと10時から1番の人から1分間隔でスタートです。前回3年前に浦辺さんと参加したときはスタート前に沈脱という大失態を演じ、浦辺さんも沈をしているので二人とも雪辱を晴らそうということで気合が入ります。まず太田さんが、続いて雪辱に燃える浦辺さんが飛び出していきます。
 さてそろそろ自分の出番が近づき緊張感が高まってきました。スタート前に沈するわけにはいかないので慎重に順番を待ちながら「前漕者の遠藤さんを抜かすぞ〜」と心に秘めて出番待ち。
遠藤さんが出発し、スタート位置につきます。ピピピッピ〜 
GO!力いっぱい漕ぎ出します。水は茶色に濁っていますが水量が増えているので、浅く岩の出ている所が隠れてしまってかえって漕ぎやすいくらいです。最初の難関、三つ岩も難なくクリアして漕ぎまくりです。前を行く遠藤さんの姿が確認できたところからは追いつく為に必死になって漕いでいました。だんだんと迫っていってあと少し、その時前を行く遠藤さんが流芯を外したのかエディで1回転!「チャンス抜かせるぞ〜」といきおい込んで進むとクルンと1回転、同じところで回ってしまうではありませんか。散々ペースを無視して追いかけていたので腕がパンパンになってしまって押さえが利かなくなっていたのです。あと少しだったのに・・・・この後はお互い同じくらいのスピードで漕いでいたので差が縮まらず、白丸湖の靜水面では右へ左へとヨタヨタとしながら汗だくになってのゴールとなりました。ふ〜疲れた。最後まで漕いで漕いで漕ぎまくる作戦はあえなく失敗、やはりペース配分をしてコース取りをきちんとするのが一番いいんだとあらためて思った次第です。

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犬塚さんゴール! 相見さん(左)、宇田(右)ゴール! スタート地点への回送車の中で

 レース後、遠藤哲さんは艇を上げる時滑って白丸湖に落っこちたり、太田さんは少年組の伴漕でもう1回下ることになったのだが疲れていたのか子供に置いていかれてしまったりと、いろいろあった中で、なんといっても遠藤洋子さんはスタート直前に沈脱、レース中にも沈をし一度はリタイア宣言をしたものの艇を上げる所がなく結局ゴールまで漕ぎきり根性をみせ、読売新聞の取材を受けるなど大活躍しました。(編集者注:おまけに洋子さんはパフォーマンス賞も受賞!)
 みんな無事レースを終えることができ、恒例のカレー(今回は鹿肉でないのが残念)を食べ、ロディオのデモンストレーションに盛り上がりました。艇がよくもここまで回るなぁ〜というぐらい回転、前転をする演技にみとれていました。

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今年はポークカレーでした 遠藤夫妻、取材中
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写真中央は、カートホイールのギネス記録保持者。ぐるんぐるん回っています

レースの結果は以下の通りになりました。


太田 浦辺 遠藤哲 犬塚 遠藤洋子 相見 宇田
総合順位 50 65 85 72 リタイヤ 70 43
クラス別 6 8 27 23 18 8 5
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 太田さんと女性陣は全員、賞をもらいまずまずの結果となりました。
 コースはそれほど難しくなく初心者でも十分楽しめる大会ですので今回参加しなかった方も、次回は第10回の記念大会となりますので参加してみてはいかがでしょうか?
 普段のツーリングとはちょっと違う、レースの緊張感がおもしろかった1日でした。


編集後記

 おまたせしました!2003年度第一号のパドタマお届けです!
クラブもハイシーズンを迎え、川で、プールで、毎週何かと活動しています。水が綺麗になったプールにはたくさんの方が練習に来ています。特にロールの練習をする方が多く、今まで出来なかった方々も次々に成功しています。挑戦したことがない方も、まだあまり自信がない方も、横山強化部長をはじめ諸先輩方を捕まえてマンツーマンでどんどん教えてもらいましょう!
 さてここ2年ほど、みなさんに助けられながらほぼ宇田っちの独断で編集させていただきましたパドタマですが、今後は和田さん、そして新たな西村さん&芝田さんと共にガッチリ組んで、より楽しいパドタマを作っていきたいと思っています。そのためにはみなさんのご協力が必要です。投稿文などオネガイした時はぜひ快諾してください!どうぞよろしくお願いします。次号は9月発行の予定です。お楽しみに〜!

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