クラブ便りその1:今までの活動報告(つづき)

7.こどもまつり2007カヌー体験教室:5/3〜5(祝)
■水野プロジェクトリーダーからの報告
 ことしも3日間晴天に恵まれ、多くというか、ほとんど全員のクラブ員に参加していただき、ありがとうございました。そして事故もなく大勢の方々にカヌーを楽しんでいただけました。今年は3日:402人、4日:517人、5日:543人の方に乗船いただ
けました。
 今年は市役所の備品類を事前に借りるために平日に芝田(仁)さんと竹森さんと宇田(良)さんでパドル、ライフジャケット
を借りに行っていただきました。そして3日の朝、例年どおりのいつもの場所にカヌーを運び込むとすぐに行列が出来始めて
い ました。今年は特に芝田(仁)さんお手製の子供パドル、クラブで購入した子供パドルが大活躍で小さい子供もパドルを振り回していました。4・5日の朝には 大塔さんに準備体操を指導してもらい、並び始めたお客さんも一緒に準備体操をしていました。また、4・5日には昼休みを取らずに交代で昼食をとり営業をし たにもかかわらず、一日中行列が途絶えることなく、特に親子など2人以上で乗りたい人が多かったので来年はカナディアンをもう1・2艇増やせると良いです ね。
 そして最終日の打ち上げは例年どおりもの凄い盛り上がりで話題は3日間の話から始まり、今年のカヌーライフの話、その他趣味の話など話題は尽きず、19時から23時過ぎまで盛り上がりました。

■山口さんからの投稿文  『平成19年 こどもまつりにて』
 五月三日、天気予報通りの晴れ。この十余年いつも、この時期、一番気がかりなのは、三・四・五日の天気。四月の第三週あたりから気になり始め、第四週あたりで発表になる。今年は後半“晴れ”これで決まりである。
 三日、朝六時半起床、爽快な目覚め。いつもは、コーヒーを胃袋に流し込み家を飛びでる。コーヒーだけでもだいたい仕事は想定内であるためエネルギー配分は問題ないが、しかし、この三日間は、がっちり食う。何があるかわからないので、まずは食う。
  新聞を読みながら、これから会う子供達の事を考えることは楽しい。姪の結婚式の朝もそうであった。待っている人がいて、その人達への思いをめぐらせる事 が、こんなにも充実したものになるのか。今までは、こんな気持ちになったことがなかった。 “歳”でかたづけたくはないが、もしも歳をとったプレゼントならばこれも又善きかな、である。
 そんな思いで自転車をこいで大池に到着、一日目遅刻!
  快晴、微風、十時スタート。しかし、いつもの顔がいないと寂しい。日常の活動に参加していない僕にとっては、この三日間はカヌークラブ在籍の一大イベント であり、皆様と活動を一つに出来る大切な交流の場であるため期待をふくらませてしまう。お客様に楽しんでもらうには、まずクラブ員が楽しくなくては。一人 でも多くのクラブ員に“再会”もしたい。楽しくなると思う。楽しさは伝染するものだから。
ガーデンシティ1ガーデンシティ2
 午前中は初日とあって、出足は今一歩だったものの、昼休みをはさんで午後から列が少し長くなった。暑い。昼休みをとっている自分に、並んでいる子供達の目線が痛い。
 今まで、このイベントに参加しているのに感じたことのないことであった。戸惑っている。大人の方の声も気になる。昨年と同じなのに、乗艇してもらい
「何年生?」
「いくつなの?」
「はじめて?」
「どこから来たの?」…を聞き、
「わあ、上手ですね」
「そう、うまくなったね」…
とほめる毎年のパターンであるが、今年は顔は見えないものの、こっくりうなずいたり、急に元気になったり、おしゃべりをしはじめたりと、その背中越しに変わる子供達がいとしく、励まされる。
「子供が楽しみにしていたんですよ」
「昨年も乗ったので、又今年もきました」と親から言われたり、初めての子で出発の時は笑顔もなかったのに、下船してニコッと笑って「ありがとう」の声を聞くと、次のパドリングにも力が入る。会社でも家庭でも友人にも、僕が言わないからかもし
れないが、「ありがとう」のない生活に慣れてしまっている。「ありがとう」「上手だね」の一言が、千の褒美にも優るものなしと再認識させられた。今年は、いつもと違っていた。
 そんなものだから、一日目の反省会で、昼休みもどうにか出艇できないか提案した所、実施してみようということになっ た。皆も感じていてくれていたと喜んだものの、今度は不安になった。少ない人数で、まして昼休みも少ししかとれない。その疲れが、「ことば」に「顔」に、 それ以上に「危険」につながらなければと、不安になった。自分で提案したことだが。
 次の日、まさに僕自身、それは的中。着岸するとベターと岸に体を投げ出す。もっと休みを短くドンドン交換すればいいのに、と他人の動きが気になり始めていた。「子供達に、気持ちよく楽しんでもらいたい」と始めた
のに、僕自身楽しんでいないではしかたない。そんな思いの一日であった。
ガーデンシティ3ガーデンシティ4

 三日目は、この言葉からはじめた。
「おまたせしました。」

「暑かったね、おまたせしました。」ガーデンシティ5
子供達に気持ちは伝わったかどうか疑問。僕自身が変わったことは確か。
 打ち上げの中で、カヌー以外のオカリナや自転
車、お祭りの話と今後が楽しみである。
 それぞれの三日間は、まず無事故で終わった。そして又、それぞれのスタートになった。僕については、打ち上げの終わりの方に、誰かが言った、「各人がすべての艇を扱えるようになろう」が今年のカヌー活動の課題になりそうである。

■普及部より
  皆様大変お疲れ様でした!今年も楽しかったですねー。水野さんの2年連続プロジェクトリーダー、山口さんの“フル参戦”には感謝です!きっと子供たちにも 「気持ち」は伝わっているはず。クラブ員全員が大切にしているこのイベントが、より楽しく充実したものになるよう取り組んでいきたいですね。来年に向けて のアイデア等は、水
野リーダーへいつでも御連絡を!



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